薬膳小町

身体においしい「薬膳」
永峯真一さん


霧島市の温泉地の一つ、天降川沿いの妙見温泉、安楽温泉郷を抜けると、

白壁に木造の柱が似合う素敵なお店が目を引きます。

 

 

思わず「何屋さん?」と外観からうかがい知れないお店は、薬膳・スパイスのお店”薬膳小町”です。

店内はスパイスが様々な形に加工されて並んでいます。

 

今回はお店の店主 永峯真一さんにスポットを当ててみました。

「薬膳」を通じて病気にならない身体づくり

 

『お店のコンセプトは、「薬膳」を通じて病気にならない身体づくり(セルフメディケーション)と古来中国から伝わる薬膳を効能はそのままに、現代版にオリジナルとして、アレンジすることです。』とのこと。更に『霧島市は豊富な温泉に恵まれています。だからこそ、この地にお店を開くこと決めました。』

なるほど、薬膳プラス温泉で心身ともにセルフメディケーションということですね。

2008 年に先代が創業した建設業を引継ぎながら、農業を本格的にはじめたのがきっかけで、2012 年、薬膳に興味が湧き薬膳を学びその後、”国際薬膳師”の資格を取得。 2019 年に店舗の”薬膳小町”をオープンしました。国際薬膳師という観点で原材料の生産から加工・販売を行っています。

 

「薬膳」と聞くと…

 

「薬膳」と聞くと、漢方薬?とか不味い?とかどうしても難しいイメージがありますが、日々の食材の買い物の中に、ほんの少し食薬を意識するだけでそれは薬膳料理になるそうです。

食は毎日のこと、そこに薬膳の考え方をプラスして、料理をすることで未病(病気を防ぐ)ことにつながるというわけです。

薬膳とは言葉のとおり、「薬になるごはん」

 

和食・洋食・中華・スイーツと普段食べているものと変わらない食事の中に、

ごく自然に薬膳を取り入れることができるそうです。

そんな素材の数々が店内にずらりと並んでいます。

薬草茶(ハーブティー)、薬味(ミックスパイス)、野菜パウダー、ダシ、薬膳酒(焼酎・ワイン)等々。

取材時にこれはいいと目についたのは、カレースパイスや火鍋、サムゲタン、粥等の「薬膳キット」。肉や野菜の材料さえあれば、薬膳初心者でも簡単に薬膳料理が作れます。また、個人のお客様の様々な症状に合わせた「薬膳」のアドバイスも行っています。

一方で、県内外のレストランレシピや企業の薬膳を取り入れた加工品等の考案・監修を務めたり、薬膳ラーメンや薬膳鍋、薬味の開発、フランス・イタリア料理にペアリングした薬膳茶・薬膳酒のプロデュース等も行っているそうです。

 

自社農場を拝見

 

自社農場へ伺うと(第1農場から第 4 農場からなる)霧島山の裾野に広がる畑は 2.5 ヘクタールで様々なスパイスを栽培する。

この日、5 月の収穫を待つにんにくの芽が広がっていました。

身体に美味しいと思う食事が 365 日続いたら、それは幸せな時間を積み重ねていることになります。そこに薬膳の知恵があれば、健康も積み重ね、人が持つ本来の免疫力も高めることができるのです。

 

永峯さんが取組む、最新の栄養学を積極的に取り入れ、和・洋・中の垣根をこえた新しく独創的な薬膳の 創造を目指し薬膳の新商品開発に対するその姿勢はとても、紳士的で素敵な方でした。

 

「美味しいカゴシマ」をもっと!もっと!

                                                                        かごジングループ取材班

薬膳小町  永峯真一さん

かごジンおすすめ!

 

かごジン(Aセット)

「薬膳キット・鍋セット」

 サムゲタン、スパイスカレー、火鍋(各 3~4 人分)

 3,888 円(税込み・送料別)

 

  かごジン(Bセット)

  「薬膳キット・粥セット」

  水巡粥、気巡粥、血巡粥(各 2~3 人分)

   2,916 円(税込み・送料別)